2016/04/29 02:27



―その起源は多くの謎につつまれているのですが、13世紀のハンガリー王女エリザベスが残したという伝説の化粧水のレシピは「ハンガリーウォーター」と呼ばれ、後のハンガリー女王たちも使った若返りのローションとして言い伝えられています。
(石けんのレシピ絵本/前田京子著 より)

憧れのソーパー、前田京子さんの本に掲載された
シックで上品な色合いの石鹸を、どうしても作りたくて・・・

最初の製作は失敗に終わり、リベンジ製作
今回使用したハーブは ローズマリー、ラベンダー、ジュニパーベリー(ねずの実)です。



白ワインの中にドライハーブを入れ、鍋のなかでぐつぐつ。



部屋中にたちこめるハーブの香りを嗅いでいると、ほんとうの魔女になった気がしてきます。
こうしてできた魔女エキスを漉したものが こちら。
 

器のセンスがないという話は置いておいて(苦笑)
ハーブのエッセンスが凝縮した 香り高いハンガリーウォーター
これをもとに石けんを作っていきます。




ベースとなるオイルにはホホバオイル、キャスターオイル(ひまし油)を加え泡立ちの良さを目指します。
苛性ソーダにハンガリーウォーターを加えると濃いめの色が出ました。


ひまし油を使用したせいか固まりが早く、ぐるぐる中の写真を撮り忘れましたが

前回は、型入れのタイミングを過ぎてもぐるぐるして失敗したこともあり、作業を最優先します。

ローズマリー、ラベンダー、レモンの精油で香りづけして、型入れ。


どうやら今回は無事に型入れできたようです。

切り分けて 乾燥します。

若干形が不揃いだったり、表面にブルームといわれる白いむらが出てしまいました。
いつもならばカットしてしまうところですが、貴重なハーブエキスを使った石鹸、

一ミリでも多く残したいため、今回はそのままの形でお届けしたいと思います。

早速使ってみましたが、香りの良さはもちろんのこと、ふくふくと軽い泡が立ち
お気に入りの石鹸がまたひとつ、誕生しました。




最後までお読みいただきありがとうございました。