小鍋にワインとローズマリー、ラベンダー、レモンピールを入れ
火にかけているあいだ部屋じゅうに広がる香りの素晴らしさ。

それだけでもこの石けんをつくりたいと思わせてくれるハンガリーウォーターの石鹸は、
私の石鹸づくりの開祖、前田京子さんのレシピに自己流アレンジを加えて作りました。


ハンガリーウォーターの石鹸はこれで三度目になります。
前回はレシピ通りに作ったのですが、一番最初に作ったもののほうが香りが素晴らしく
初回のレシピに加えたものが、写真のキンカン
ではなく、とっても小さな自家製レモン。
恰好よくいえば国産有機オーガニックレモン、ですね。


そしてレモンの皮と、国産有機オーガニックのローズマリー（ようは自宅で無農薬栽培）をオリーブオイルに浸し
インフューズドオイルをつくります。

ローズマリーに限らず、ハーブは花を咲かせる前が一番香りが強く
花の為にたっぷり力を蓄えた新しい枝を使います。


白ワインにローズマリーとたっぷりのラベンダーの花をいれて火にかけ、残りのレモンピールを加えて
ハンガリーウォーターを作ります。


略式ですけど・・・このようにしてできたハンガリーウォーターと
さきほどのローズマリー＋レモンピールのインフューズドオイルをあわせて石鹸にしていきます。

ハンガリー水（ウィキペディアより）

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%BC%E6%B0%B4

ハンガリーウォーター（仏：Eau de Hongrie オードゥオングリ、英：Hungary Water）はローズマリーをアルコールと共に蒸留した蒸留酒（リキュール）である。日本には英語圏を介してその名が広まったと思われ、ローズマリーの有効成分や強い芳香成分が含まれており、当初は薬酒として作られた。12世紀の修道女ヒルデガルト・フォン・ビンゲンが発明したと伝えられるラベンダー水と同様に、ヨーロッパにおけるアルコールベースの香水の起源のひとつといわれている。中世後期には香水として使用されており、ヴィクトリア朝まで使われていた。

と、このような感じで型入れしていくのですが
ハンガリーウォーターの石鹸生地はつやつやして、とても香りがいいです。

いつものように切り分けて乾燥、熟成。

シンプルですが、とても素晴らしい石けんに仕上がったと思います。

冬の間ヘトヘトしておりまして、なかなか石鹸が作れませんでした。
そのため今回、お待ちいただいた方すべてに石鹸をお届けすることができなくてゴメンナサイ。

少し暖かくなってきたので、頑張っていいものを作っていけたらと思います
ハンガリーウォーターの石鹸もまた作りたいですね。

さいごまでお読みいただきありがとうございます。