12月3日　21時より発売予定の石鹸です

夏休み、三重の娘が持参してくれたアロエのローション。

アロエの果肉で作ったお手製のローションの清々しい香りと

すうっと肌に吸い込まれるような使いごこちを思い出し

私もいつかアロエを使った石鹸が作りたいと思っていました。

そう思っていた矢先に

近所の方からフレッシュなアロエを分けていただく機会がありました。

もちろん、このアロエでローションをつくると、気持ちいいんですよね～と

軽くおねだりしましたが（笑）

娘に教わった方法で、アロエの皮をむき

中の果肉だけを取り出します。

これが意外に難しい作業で

皮を剥きすぎると果肉が減ってしまうし

薄く剥こうとすると皮が残ってしまいます。

少しでも多くの果肉を使いたいので

若干の皮は許容範囲で・・・

果肉をミキサーにかけジュースにし

水分の半量にフレッシュなアロエジュースを使い

つやつやぷるぷるのアロエのように仕上げたくて

オイルにはオレイン酸をたっぷり含んだオリーブオイルと

ホホバオイル、キャスターオイルをブレンドし、つやと透明感を出しました。

アロエ石鹸、市販のアロエパウダーを使うとピンクがかった色に仕上がるそうですが

今回はフレッシュアロエのみなので

わずかにローズクレイを加え、ほのかなピンクに色付けし,香りはアロエをイメージして

ラベンダー・レモン・パチュリをブレンドしました。

パチュリは少しマニアックですが、フローラルの精油に深みと力強さを持たせる香り。

甘くスパイシーさがある土のような香りで、インドや中国の伝統医療で使われてきた植物です。

土を思わせる香りから、気持ちをグラウンディングさせ、安定させる作用があるといわれています。

型入れ、カットから、5週間の熟成期間を経てようやく完成した石鹸

石鹸のなかにぷつぷつとみえるのは

剥ききれなかったアロエの皮・・・

許容範囲が時間の経過とともに表れてしまいましたが

これもアロエの一部と、お許しいただければさいわいです。

太陽の光をたっぷり浴びて育ったアロエと

甘くスパイシーな大地の香りのパチュリが

心まで健やかに洗い上げてくれそうです。