こちらの石鹸は、これまで作ったローズマリーの石鹸のなかで

香り泡立ち共に最高の仕上がりといえる石鹸です。

連日30度を超える真夏日の製作でしたので、高温により結晶化し

見た目はよくありませんが、癒し効果抜群でつい手が伸びてしまいます。

今年も義母から沢山のローズマリーをいただきました。

新鮮なうちに石鹸を仕込むことにしましょう。

枝から葉だけをとり、よく洗い乾燥させます。

この洗って乾かす作業がけっこう大変（苦笑）

一方を白ワインに浸しローズマリーワインに

もう一方はエクストラバージンンのオリーブオイルに浸し

温抽出で香りをオイルに移します。

鍋の中の液体がローズマリーワイン。

液だけを漉しとりアルコールを飛ばします。

ローズマリーをワインの組み合わせは

私のなかでは王室を思わせる、高貴な香り。

右：ローズマリーのインフューズドオイル　　左：ローズマリーワイン

ローズマリーというと、ハンガリー女王エリザベスが残した伝説の化粧水のレシピ、

ハンガリーウォーターを連想するからでしょうか。

ハンガリーウォーターは伝説の中で「若返りの水」として登場し

ローズマリーの代表的な効能が、脳や細胞の若返りといわれています。

ローズマリーのグリーンは苛性ソーダに反応して

茶色っぽくなってしまうのが残念ですが

ぐるぐるしている間も、高貴な香りに包まれます。

予め乾燥させておいた葉はパウダーにして

石鹸の一部に練りこみました。

こうすることで、石鹸の中でさらに香りが出てくれることを期待しました。

連日度を超える真夏日のなかの製作でしたので、結晶化してしまい

半透明になったり、断面があまり綺麗ではありませんが

香りと使用感は狙いどおりに仕上がったと思います。

ローズマリーとワインの石鹸、20日前後のお届けを予定しています。

最後までお読みいただきありがとうございました。