2021/06/19 14:22


今年は一週間ほど遅れましたが
関東地方も梅雨入りしました。

ヴェールで覆われたように
柔らかな春の空気と

鮮烈でコントラストの美しい
真夏の空気のあいだで

大気が混ざり合い
美しく変容していく季節。

自然の一部である
わたしたちの身体も
揺れ動きながら
自身の環境を整えていきます。

雨が降れば自律神経が整い
ココロと体が落ち着き、地に足が着く
グラウンディングが起こりやすくなります。

眠りが深くなって、
眠りの中、無意識下で
自己との対話を始める人も
いるかと思います。



(八重咲のどくだみ)

自然界には緑があふれ
野山には清々しい純白の花が咲きます。

(珍しい五弁の花のどくだみ)

どくだみの別名は十薬
十の効果をもつ薬草といわれ

薬草と呼ばれる植物には
どくだみや葛のように
繁殖力旺盛なものも少なくなく、

まるで人や生物のために必要だから
絶やすことのないよう、
かみさまが頑丈に設計して下さった。
そんな風にさえ思えてきます。


(庭に自生する白い花たち)



こういう私は、どくだみの葉の香りが苦手で
今でも葉は得意ではありません。

ですが、花を摘み愛でるようになってから、
愛らしく思えてきました。



乾燥させたどくだみの花はお茶にします。
お湯を注ぐとカップの中で花が咲き
見た目もとてもかわいいです。

ほのかな苦みと甘みがあり、
独得のあの香りはありません。






毎年こんな風に
どくだみの花とウォッカで
チンキをつくります。

10日から2週間、花の時期だけの愉しみです。


本日もお読みいただきありがとうございました。