2022/01/16 17:33


ギシギシはタデ科の植物で、雑草界のなかでは
抜くのが大変なヘビー級の植物ですが
古くから染色など、さまざまな用途に使われてきたそうです。

そんなギシギシを使って、ほんのりピンクに染まった石鹸を
Handmade Soap くまま さんのフェイスブックでみつけました。
アロエの石鹸がピンクになることを教わったのも
くままさんのブログです。
ひそかに憧れている、カリスマソーパーさんです。



ギシギシの根から採れる色素は、
秋がいちばん濃いとのこと。

雨の日曜日、合羽とスコップ片手に
いざギシギシ採取へ。



根が真っ直ぐ地中に伸びているので
傷つけないで掘り起こすにはコツが要ります。
ようやくこれだけ掘り上げました。




採取したギシギシをよく洗い、汚れを落とします。
見た目は牛蒡、香りはウコンに似ています。
さあ、どんな綺麗な石鹸ができるのでしょう。



初めての素材に心躍ります。
スライスすると中心部が赤みを帯びて、とても綺麗。
この根を煮出した液をベースに、石けんを仕込んでいきます。



・・・・・あれ?!



ちゃ、茶色!



時間をかけてぐるぐるしていくうちに
ピンクに変わるかもしれません。



わずかに色が薄くなった気がしますが



これまでです。

まるでガナッシュチョコレート。
少し重めの色に合うよう、香りは樹脂系の
フランキンセンス、ベンゾインをベースに
シダーウッド、ユーカリラディアータなど
グラウンディングを促す香りをベースにブレンドしました。



カット直後、そのつもりはありませんでしたが
とっても美味しそうです。


そして製作から2か月後



石鹸の表面に変化が見えてきました。



ここです。
この一面だけ、ピンクがでてきました(嬉)



断面のほぼ茶色は、そのままですが



ギシギシの野趣あふれる香りと
樹脂系の香りが相まって、自然風景を思わせる
心地よい香りに仕上がりました。


こちらの石鹸は1月20日(木)
21時から発売いたします。

最後までお読みいただきありがとうございます。