2022/06/12 09:07
久しぶりの石鹸のお届けです。
介護生活も3年目に入りました。
はじめは腰の圧迫骨折から、
レビー小体型認知症、
パーキンソン病、
リウマチ性筋痛症と
深刻な病を続々と発症した義母。
本人も家族も、状況と受け入れ
刻々と変化していく生活を
受け入れるのに精いっぱい。
昨日できていたことが
今日は突然できなくなる
歩くこと、起き上がること
日常的な手助けが
どんどん必要になっていくにもかかわらず
介護認定が間に合わず、
必要なサービスが受けられないまま
家族総出で奮闘した日々もありました。
現在も進行形ではありますが・・・
そのような日常のなかで
ふわふわの苔で覆われた庭や
(庭の野花)
駆け足でバトンタッチしていく野花たちに
癒され、慰められました。
(黄色い星形の花咲くマンネングサ)
どうして野花が好きなのだろうと
考えることがあります。
野花は園芸用の植物のように
長く大きな花を咲かせることはできないけれど、
人の手が加えられていないぶん
純粋な神さまが創りあげたアートではないかと。
私たちが何気なく過ごしているこの地球そのものが
神さまが創りあげた偉大なアートで
私たちを含めた多様な生命が活動し、
活躍する舞台なのだと。
少し、介護疲れでしょうか(笑)
語ってしまいました。
それではメイキングに入りますね。
摘みたてのよもぎの新芽を
よく洗い、乾燥させます。
乾燥させ、フライパンでさらに水分を
飛ばした葉を使って濃いめのよもぎ茶を作り
半分はよもぎのパウダーにして
石鹸に練りこむことにします。
つやつやのプリンのような
黄色味をおびた石鹸素地。
天気が良かったので
外でもぐるぐるします。
そうして仕上がった石鹸が、こちらです。
自然の息吹を練りこんだ
よもぎと和薄荷の石鹸。
香りはほとんど加えていませんが
ほんのり、ひんやり。
大地を吹きわたる風のような
爽やかな使用感に仕上がりました。
こちらの石鹸は6月14日(火)
21時より発売を予定しています。
本日もお読みいただきありがとうございました。